改めて考える…Elementor Proでのカスタムフィールドの利用 いろんな選択肢があったのであった…
何気にACFとか気軽に利用しているが、WordPressのカスタムフィールド、Custom Fieldを利用するプラグインは様々なものが用意されている。
代表格はACF、Advanced Custom Fieldsなのだが、他のプラグインを調べてみると、カスタムフィールドとカスタムポスト、いわゆるカスタム投稿が利用できるプラグインだったりする。ACFみたいにカスタムフィールドだけに特化したプラグインは珍しい方だ。
カスタムフィールド系のプラグインを解説する前に、WordPressでデフォルトで利用できるカスタムフィールドについて整理してみる。
デフォルトで利用できるカスタムフィールド機能 Guttenbergで有効にして利用
カスタムフィールドは、とくにプラグインを利用しなくとも使用可能だ。Guttenbergの編集ページで下記の説明に従いカスタムフィールドの機能を利用できる。カスタムフィールドのパネルが表示されるようになると、既存のカスタムフィールドが編集可能となる。また、いったん追加したカスタムフィールドは、投稿、固定ページで指定して利用できる。
ただ、カスタムフィールドに設定する変数の型は明示的に指定できないようだ。数値やブール値のようなものは利用できるが、基本はテキスト型と考えたほうがいいだろう。
明示的に型を指定して利用したいのであれば、やはりプラグインを使うしかない。
さて、いよいよここからは、カスタムフィールド系のプラグインのElementorへの対応の状況を記述していく。
無料系/カスタム投稿・タクソノミー管理機能なし
無料系/カスタム投稿・タクソノミー管理機能あり
WordPress Creation Kit(無料)
会員サイト構築用プラグイン、Membership & Content Restriction – Paid Member Subscriptionsのアドオン。これだけでも機能するが、なななんとWordPressのカスタムフィールドと互換性がないらしく、Elementorでは利用ができない。単体では後述のPodsと機能的にはほぼ変わらない。
有料版ではSwift Templateが利用でき、フロントエンドからの値の更新が可能となる。目立って素晴らしい機能はないので、Membership & Content Restrictionを利用しない限りは課金する必要性はないだろう。
有料系/カスタム投稿・タクソノミー管理機能なし
Advanced Custom Fields Pro(有料)
繰り返しフィールド、ギャラリーフィールドを利用したいなら、ACF Pro一択である。しかも、ElementorとAdvanced Custom Fields Proを組み合わせると「Flexible Content」をElementorでデザインができる。
これは、カスタム投稿と組み合わせると最強に柔軟に大量のページを作成できる。ElementorとAdvanced Custom Fields Proはコンテンツ管理、技術的には素晴らしい組み合わせである。
有料系/カスタム投稿・タクソノミー管理機能あり
やはり強力!Advanced Custom Fields Pro 繰り返しフィールドはないけどPodsは安定!
今回、いろんなカスタムフィールド系プラグインのElementor対応を調べてみた。やはりAdvanced Custom Fields Proは素晴らしい仕上がり。安定のACF。
ただ、繰り返しフィールドは利用できないが、無料のPodsの利用価値は高い。なんといってもひとつのプラグインでACFとCustom Post Type UIと同等の機能を提供しているのは素晴らしい。予算がない場合はPodsの利用を想定してみては?